社会人になってから土日が楽しみで仕方ありません。
土曜日は久しぶりに映画館まで足をはこんで映画を見てました。
作品は「シャッターアイランド」
海に囲まれた小島に起こった異変。なんだかこれだけだとSIRENぽい。
本編が始まる前に
「シャッターアイランドを見る前に」
・錯覚に注意。脳はあなたを騙すかも
・この映画のラストは人には言わないでね
・登場人物の目線と手の動きに注目してちょ
っていう注意書きが表示されました。
もうね、この時点で期待値はかなり高かったですよ。
いざ、本編が始まっても怪しい匂いがプンプンする精神科医師や重罪人たち、息をのむ演出、そして幻想的な映像美。
精神病の重罪人を収容する病院から一人の罪人が脱走するというサスペンスが話の方針なんだけども、見せ方がすごくホラーちっくな演出で終始ビクビクしてました。
音楽も大胆な使い方ですごくよかったです。映像とのギャップを利用してよりショッキングな見せ方へと工夫を凝らしてたり、単純に音の迫力もあった。
ちょっと音がでかすぎな感も否めなかったが。銃声とかまじびびる。
そしてなによりも映像美。
これはハリウッドにありがちな単に綺麗なだけのCGということではなく、意味を込めた装飾美みたいな感じの美しさ。
真っ黒な灰が舞う中、燃え尽きつつある妻を抱くレオ様のシーンはそれだけで500円ぐらいの価値があったと思う。あの映像だけで無性に感動した。
そういったポジティブな要素もたくさんあったんだけど、当然のごとくマイナスの要素もあった。
というか若干、致命傷かとも思う。
それは、宣伝の仕方。
映画の冒頭に「友達へのネタばれ厳禁な!」とか謳う割に、フツーに誰でも思いつくどんでん返し。
えっ、こっからのもうひと返しはないの?と思いながら始まるスタッフロール。
最後の最後の本当に最後、劇場の照明がつくまで持ち続けた『最後になにかもうひと捻りあるんじゃないか』という期待は軽くいなされちゃいました。
時間に沿って期待値の変動を見てみると
開始30秒 名作の予感がするよ!(゚д゚)
本編中盤 やっべ!今まで見た中で3本の指にはいる予感!(゚д゚;)
本編最後 うん、普通に面白かったね(´ω`)
という感じ。いや、面白かったんだけどね。うん・・・、なんだかね笑。
そこまで衝撃のラストを主張しなくても。
でも、全てをわかった上でもう一度見てみたい。
あとでネットでおさらいしてたら唸るポイントはたくさんあった。
確かにあのシーンでのアレは、そういうことだとわかった上で見れば納得できる。
そんなシャッターアイランド。