この季節になると出番が増えてくるうえさん音響七つ道具のひとつであるaudacity。
このソフトひとつで音楽のフェードやカット、さらには曲同士をつなぎ合わせることだってできちゃいます。
そんな万能ソフトのaudacityさんがまた今夜、ひと仕事を終えました。
―お仕事おつかれさまです。
「ありがとう」
―今回のお仕事はどのような内容だったのですか?
「これはクライアントとの約束だから内容についてはあまり言えないが、そんなに難しい仕事ではなかったよ。
なにせ同じ楽曲をつなぎ合わせて尺を伸ばすだけだからね。
それよりも早く家に帰ってワイフに会いたいよ(笑)」
―このお仕事はいつから始められたのですか?
「いやぁ、ワイフったら可愛い奴でね。とてもおねだりが上手いんだ。
この前なんかお小遣いを頂戴って言ってこんな顔で(上目づかい)目を輝かせながら言うんだ。
そんな目で見られたら誰も文句を言えないよ。わたしも男だからね(笑)
お金を渡した後のうれしそうな顔を見たらきっと君も惚れてしまうよ。
もっとも、その時は私も一人の男として最期まで君と戦うがね」
―そうですか。今日はありがとうございました。
「それで何を買ったんだい?って聞くとなんて言ったと思う?"壺だよ"だってさ!
まったく、美人なうえに芸術にまで精通してるなんてまいるよね!」
長い長い秋の夜長。