某後輩マークに拝借した劇場版エウレカセブンを見ました。
そもそもエウレカセブンって日曜朝7時にやってたアニメで、ちょうど大学の入学式の日が最終話だったことを覚えています。
そんな劇場版エウレカセブンは本編とキャラは同じだけど設定は大幅に変更されている、いわばパラレルワールドものでした。
いまどきのアニメの劇場版ってそういうのもアリなんだね。
そんでもってこの映画のサブタイトルが「ポケットが虹でいっぱい」
うーむ、どうも地雷匂がする…
冒頭は幼児化した主人公2人のシーンから始まる。
この時点でうえさんにどんどん不安が募る。
これはゆるゆるロリロリな映画なんではなかろうか…
まじでなんか歯が浮くような台詞は出てくるわ、あたかも子供ウケねらいましたみたいなデフォルメキャラクタまで出てくるわで正直見るのやめようかと思った。
ところがすっとこどっこい。
話が進むうちになんかドンドンえぐい話になってるんですけども。
まずテレビ版で主人公が属していた団体「月光号」の面々が揃いも揃って薬物投与してるんですけど。
目的のために主人公を拘束するわ、洗脳しようとするわ、殺人未遂だわ、挙句の果てにはヒロインをレイプ未遂。
その2分後には正義の鉄槌をくらってお亡くなりになられました。
テレビ版では純粋にいい奴だったのに劇場版ではこの変貌ぶり。
ファンがいるのかどうかは知らないけども子供が見たら大変ショックだろうに。
賛否両論がある作品だとは思うけども、そういうの嫌いじゃないです。
世の中の大半が「まぁ、いいんじゃない」と評価を下す作品よりも、
多くの人が「これはやりすぎだろう…」という意見の中に少数の人が「これムッチャ好き。一番好き。」っていうような見る側を選ぶ極端な”濃い”作品の方が好きです。
ただ、話は結構投げてる部分が多くて、やたら用語が出てきてちょと置いてけぼりくらった。なんとなくのノリで見れるけど。
そしてこの映画の最大の見どころといってもいいエンディング。
黒を背景にして細い極彩色で描かれた絵と元SUPERCARのナカコー(あっちじゃないよ笑)の新バンドiLLのSpaceRock
エンディングは本当に秀逸でした。